隕石(メテオライト)とは、宇宙空間から地球上に飛来した、天然の固体物質です。
隕石(メテオライト)は、構成している成分によって、下記のように分類されます。
岩石で構成されたものを石質隕石と呼ばれています。
金属(鉄が主成分)で構成されたものは鉄隕石と呼ばれています。
また、岩石と金属から構成された隕石は石鉄隕石と呼ばれています。
また、ガラス質のはテクタイトと呼ばれています。
鉄質隕石の中でも、ニッケルの含有量によってさらに3つに分類されます。
ニッケルの含有量が4〜6%のものを、ヘキサヘドライト、
6〜14%のものをオクタヘドライト、14%以上のものはアタクサイトといいます。
隕石は通常、発見された場所や落下地点の地名から名前がつけられ、
ギベオンはアフリカ南西部ナミビア、カンポ・デル・シエロはアルゼンチン北部で
発見された、鉄質隕石のオクタヘドライトの一種です。
隕石の命名は発見者名でつけられる事はありません。
国際的には、一番質量の大きな隕石が落ちた場所の管轄郵便局名が
つけられることが決まっています。
隕石質天然ガラスのものをテクタイトといい、同じガラス質で、
チェコスロバキアのモルダウ川流域で最初に発見
されたものは
モルダバイトと呼ばれ、とても人気があります。
同じガラス質でもテクタイトは黒色で不透明ですが、モルダバイトは
緑色や緑褐色の透明色です。
金属鉄(Fe)とケイ酸塩鉱物の比率で大きく3つに分類される。
隕石
メテオライト(METERITE) |
構成成分による分類 |
ニッケル(Ni)含有量による分類 |
産地(落下場所) |
鉄隕石(隕鉄)
(iron meteorite) |
ヘキサヘドライト(Ni:4〜6%)
(Hexahedrite) |
|
オクタヘドライト(Ni:6%〜14%)
(Octagedrite)
|
(カンポ・デル・シエロ)
(Camp del cielo)
ギベオン
(Gibion)
|
アタクサイト(14%以上)
(Ataxite) |
|
石質隕石
(stone meteorite) |
|
|
石鉄隕石
(stony-iron meteorite ) |
|
パラサイト(Pallasites)
メソシドライト(Mesosiderites) |
テクタイト
(TEKTITE)
|
|
|
モルダバイト
(Moldavite) |
|