放射線関係用語

更新日: 2006/03/10 

ベクレル
強さの単位は「Bq(ベクレル)」で1秒間あたりに出す放射線の数

半減期
放射能が最初あったものの半分になるまでの時間のことを「半減期」といいます。(例えば半減期1時間の放射性同位元素が今100Bqあったとすると、1時間後には50Bqになり2時間後には25Bqになります。)

Ci(キュリー)
放射能の単位で,ラジウム1グラムあたりの放射能をあらわす。国際単位系(SI)では,放射能の単位はBq(ベクレル:1Bqは1秒間に1個の原子崩壊を起こす放射能)で,1Ciは3.7×10の10乗Bqにあたる。
以前は1gのラジウムが持つ放射能を1キュリーと呼んでいましたが、最近では1秒間に1つの核種が崩壊する割合を1ベクレルと呼んで放射能の単位としています。1ベクレルは1キュリーの約30億分の1にあたります

シーベルト(Sv)
放射線防護の目的に用いられている放射線量の単位。種々の放射線に被ばくした際、線量の合計は各放射線の物理的線量(単位はグレイ)にそれぞれの放射線の生物学的な影響の強さに対応する係数を掛けて合計します。ガンマ線に対する係数は1なので1Sv=1Gy(1ミリシーベルト[mSv]=0.001Sv)となり、原爆放射線に含まれている中性子に対する係数は10なので1Sv=0.1Gyということになります。
1Sv = 100 rem(レム)
1Sv = 0.1mR (ミリレム)

nGy/h(ナノグレイ毎時) ナノグレイまいじ
吸収線量率といい,放射線の作用で,物質が単位時間あたりにどれくらいのエネルギーを吸収するかを表す単位。Gy(グレイ)は,物質1kgあたり1ジュールのエネルギー吸収を表す単位。n(ナノ)は10億分の1を表す。したがって,nGy/hは,1時間あたり,物質1kgが10億分の1ジュールのエネルギーを吸収する放射線量。ここでは空気が吸収する放射線量を用いている。
よく使われるSv(シーベルト)という単位は,線量当量といい,吸収線量 (Gy) に,人体に対する放射線の生物学的影響の度合いを係数としてかけたもの

放射化学 ほうしゃかがく
放射性元素をあつかう化学の一部門。自然放射性元素の分布,人工放射性元素の生成,放射性元素の分離・精製や利用などを研究する。

放射線と放射能 ほうしゃせん_ほうしゃのう
放射線は,高エネルギーの電磁波(X線・γ線など)や,運動エネルギーをもつ電子(β線)や原子核(α線)などの粒子で,それが物質を通過するときに,物質中の原子や分子に作用して電離する能力をもつものをいう。
放射能という用語は,次の2通りの意味で使われる。(1) ある原子核が放射線を出して別の原子核に変わる(放射壊変)性質。(2) 放射壊変の強度(壊変率)。

ガイガーカウンター / オンラインショップ【らっぷ屋】に戻る

Copyright (C) 2006 wrap-ya.com All Rights Reserved.